アニナナ2期6話三月の例のシーン考察と感想

こんばんは、ささこです。

観ました?みなさん、

 

アニナナ6話

 

 

色々思うところはあるのですが、

三月のしんどくてしんどいあのシーンについてクソデカ感情が溢れすぎるのでここに綴らせてください!(ネタバレしかないよ)

 

 

◾️アイドリッシュセブンの中の三月

そもそもしんどいポイントはアニナナ2期の冒頭から。(※ここは本当に飛ばしていいです)

ブラホワで勝利したアイナナの人気は急上昇。そんな中、彼らに嬉しいニュースが舞い込みます。なんと、地上波のレギュラー番組が決定!しかも、三月が出演した番組での働きで決定したとのこと!

 

一生懸命頑張るもなかなか見つかりづらかった三月。その三月の努力がようやく認められた瞬間です!

 

もちろんアイドリッシュセブンは7人で助け合ってここまでやってきました。

ですが三月自身は、みんなのおかげ、やっとみんなに恩返しができると自分を低く見積もっています。

というよりかは誰よりも自分の立場を分かっているのでしょう理想が高い分、人より合格点が高いのも三月の性格ならでは

 

そのように彼が自分を低く見積もってしまうのは、オーディションに落とされ続けた過去があるから。さらに弟のスカウトに乗っかるかたちでアイドルになったことが彼の心に負い目として引っかかっているからなのかなと思います。

もちろん誰もそんな風には思っていないし、三月の力がなければここまで来れなかったよ!と感じているし、伝えているはず。

だけども、何か一つみんなより秀でたものがなかった三月くんはみんなの力を借りてここまでやってきたと思うわけです。

 

そして2期冒頭、ようやく三月ならではの才能が花開きます。長年兄の苦悩を見続けてきた一織くんも嬉しそうです。

 

よぉーーし!頑張るぞーとなっている中での、例のシーンですよ。

耐えられるわけがない、俺が。

 

◾️自信と不安の間

喋りの才能が認められ、番組に引っ張りだこの三月くん。グループでMCできてバラエティができる人いると本当に強いよね。

収録終わり、お買い物に行く前のナギとのシーンで三月くんはナギくんにこんな本音を吐きます。

 

「みんなのお荷物じゃなくて、ようやく役に立てる気がして」

 

「なあ、オレみんなの役に立ってるよな?」

 

三月くんは、やはりまだ自分に自信が持ちきれておらず不安も抱えています。

MCが認められてきたけど自意識過剰な部分があるんじゃないか、やっぱりまだ役に立ててないんじゃないかって揺れてる最中。

 

オーディション落とされ続けた過去やその時に言われた言葉が未だに三月くんを縛っているのかと思うの本当に言葉になりません。

 

「最初からずーっと役に立ってる!」と私たちファンが伝えたとしてもプライドの高い彼自身がそう思わない限りは絶対に満たされないと思うのです。彼を満たしてくれるのは彼の努力をしっかり見ていた人からの肯定で、ナギちゃんこその相手なんですよね。

 

三月くんが買い物に行く理由も「自分へのご褒美!」なのがしんどいの300乗です。

ナギが三月を見送る際は、三月が強い光に向かっていくような演出が印象的でした。

 

 

◾️あの声を聞いた後「三月の目」

そして買い物先で、番組視聴者からの"あの言葉"を聞いてしまう三月。

それまでは三月の丸くてキラキラした「」が綺麗に描写されていたのに、店員さんから三月さんですか?と聞かれ「あんな奴じゃないです」と言ったあと帽子を目深にかぶり「」を隠します。世間の「目」から隠れたい三月の気持ちを反映した演出かな?と個人的には感じました。しんどい。

 

 

◾️オレンジにあふれた街を走り抜ける

店を飛び出す三月。街は嫌なくらい美しいオレンジに包まれています。そんな中、画面は10%OFFの張り紙→ゴミ箱とゴミを映します。これは三月がやっと少しずつつけてきた「自信」が簡単に傷つけられ捨てられてしまったことを表しているのではないか。

さらに走った先、三月が立ち止まった先には前高くそびえる階段が。これは三月が越えるべき壁?さらに最後、果てしなく高い階段上から下にいる三月を映すアングルは三月が絶望の底にいる比喩ではないでしょうか。

三月くんの心はこんなにも底に寂しく1人でいるのか…。見えるってすごいわ(語彙力)

 

 

◾️オレンジから赤へ

あの言葉を聞いて店を飛び出したあと、画面はライブだと彼を応援するはずの色・オレンジでいっぱい。夕暮れがどんどんと濃くなってくにつれっぽく変わっていく。その直後に画面は陸くんへの場面に切り替わる。三月くんから陸くんへ絶望の連鎖を表現してるのかと思って、しんどいですよねはい。

 

◾️まとめ

しんっっっっどいわ!

演出と比喩が凄すぎて、アプリでストーリーを読んだ時よりも500億%くらい強く三月くんの心のうちを感じることができました。故にダメージもでかい。

現実にもある出来事ですし、現実の方がきっとこれの何倍も鋭く、鈍く、重いのだと思うんです。アイナナは本当に教科書だなと思います。

 

まとまらないのですが、絶望の底にいる三月くんがどのように這い上がるのか、

それにどんな演出が来るのか私たち三月オタは肩を寄せ合い見守っていきましょう。

 

ささこ。